オンラインギャンブルとは

オンラインギャンブルとは

パソコンやスマートホン等を使用して、インターネット上で賭け事を行うことをいいます。(ネットギャンブルともいいます。)

その種類は様々で、オンラインカジノ、スポーツベッティング、オンラインポーカー、オンライン麻雀など、世の中の「賭け事」の数だけオンラインギャンブルがあると言っても過言ではありません。


オンラインギャンブルの拡大

パチンコや競馬など、店舗や場所が必要なギャンブルとは異なり、オンラインギャンブルは、PCやスマホさえあれば、いつでも、どこでも、インターネットを使って、実際にお金を賭けてプレイすることができてしまいます。

このような手軽さと、その前提となるインターネットの普及が、オンラインギャンブルの拡大の発端といえます。

また、日本では、2016年12月に「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律(IR推進法)」が成立し、2018年には「特定複合観光施設区域整備法(IR実施法)」が成立しました。

これにより、それまで禁止されていたカジノが解禁されるようになることも、ギャンブルユーザーの嗜好を増幅させる要因になっている可能性があります。


オンラインギャンブルのリスク

オンラインギャンブルは、実際にお金を賭ける「賭博」です。

刑法では、賭博をする人は賭博罪、常習的に行っている場合は常習賭博罪、賭博場を開いた人は賭博場開帳等図利罪という犯罪に該当します。

しかしこれは、国内で行う場合に限られます。

(なお、刑法第3条には、国外で犯した場合でも罰せられる罪の規定がありますが、賭博に関する罪は含まれていません。)

そのため、海外を拠点にするオンラインギャンブル業者については、規制の対象外となります。

もっとも、海外を拠点にするオンラインギャンブルであっても、PCやスマホを使って日本から参加した場合は、その参加行為は日本国内で行われたものになるので、違法(犯罪)です。実際に警察庁のホームページには、オンラインカジノを利用したことによって検挙された人たちの件数が公開されています。

よく、開催側が海外を拠点としていて日本では刑法に該当しない、これに連動して参加者も処罰しない、という考え方もあるようで、実際にオンラインカジノのサイトにはそのように説明されているケースが多いです。しかし、消費者庁警察庁のホームページには、明確にオンラインカジノが違法であると書かれている以上、基本的な考えとしては、違法であるととらえるべきです。

中には、海外のオンラインギャンブルだと思っていても、実際には国内で運営されていたということもあります。

さらに、インターネットを使う以上、セキュリティは自己責任であり、ハッキングなどの不正行為により個人情報や資産情報が流出したりする可能性も否定できません。

首都圏の駅のポスターでもよく見かけますが、警視庁のウェブサイトでも、オンラインギャンブルをしないよう啓発活動が行われています。

https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/hoan/onlinecasino/onlinecasino.html